蕎麦とわさび、
江戸の蕎麦事情が詳細に記録されている。
蕎麦全書は、日新舎友蕎子が書き記した
一冊しかない本である。
蕎麦というものは、その香りを楽しむもの
わさびの香り清々しい香りは、
わさびが勝ることから本来の仕様ではなかった。
ワサビは辛い大根おろしの代用だった
蕎麦の薬味は、
大根おろしのしぼり汁が最も適している。
薬味とする大根は、辛いものが好ましい。
辛い大根がない場合、
しぼり汁の代用としてワサビを使うと解説されている。
蕎麦の薬味として
大根に含まれる消化酵素が
蕎麦のでんぷんの糖化を強力に促進、
蕎麦の味を甘く、美味しくする。
大根おろしの、
さっぱりした清々しさは、
ワサビの食後感に似ているから
現代、一茶庵の創始者、片倉康雄さんは蕎麦の薬味は大根おろしが一番と推している。
大根おろしの糖化力を示す実験に
炊きたての御飯の釜の中に大根おろしを入れると、
短時間で御飯はおかゆのようにドロドロに溶ける、
それほど大根おろしは、強い力を持っている、
辛い大根おろしと
辛いわさび
グリーンエムアンドジャパン株式会社。わ
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