毒消し、大根わさび

江戸時代魚の毒を消す薬味の筆頭
「大根おろし」
元禄10年(1697年)刊行

本朝食鑑

(ほんちょうしょっかん)
大根は魚肉の毒・酒毒・豆腐の毒を解するという記述があります。

江戸後期に守貞謾稿(もりさだまんこう)風俗随筆には、
鯛・鮃には辛味噌あるいはわさび醤油を用い、鮪・鰹等には大根おろしの醤油を好しとすとあります

江戸っ子
刺身にも大根おろしを添えていた

刺身のつまについての考え方

守貞謾稿に江戸、刺身添え物、三、四種を加う。糸切大根、糸切うど、生紫海苔、生防風、姫蓼(ひめたで)。
粗なる物には黄菊、うご(海藻のオゴノリの異名)、大根おろし等を専らとすと書かれていることから、

江戸時代にはつまを数種類組み合わせ臭みを取り、消化を促し、毒を消す効果を狙っただけでなく、
箸休めとして楽しんでいた

山葵(わさび)、生姜、葱、梅干し、紫蘇、蓼、胡椒、辛子などの薬味も、古くから毒消しの効果があるとされていました。
江戸時代の人々は、すでにその効能を知っていた

調味料
発酵食品でもある酒、酢、醤油、味噌にも毒消しの効果があることが知られていました。
本朝食鑑の醤油の項には、
一切の飲食および百薬の毒を殺す。
台所には一日たりとも無くてはすませることはできないものであるとあります。

現在は、醤油離れが
すすんで
さびしいかぎりです
グリーンエムアンドジャパン株式会社。

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