筋肉、

山中因子(OKSM)を筋線維に誘導すると、筋原性前駆細胞の数が増加する。上は何も手を加えていないもの、下が処置を施したもの。赤-ピンクは筋幹細胞マーカーであるPax7。青は筋核を示す。

人は、加齢とともに筋肉量が減少していきます。
将来なくなるかもしれません。
米国ソーク研究所の研究チームは、幹細胞研究で使用される分子化合物を組み合わせて、加齢により減少する筋肉組織を再生させる方法を発見した

筋肉の減少するメカニズムや、それを再生する方法が明らかになれば、アスリートや高齢者にとって明るい未来となる

化合物に用いて、筋原性前駆細胞を活性化させて、マウスの筋肉細胞の再生を促進させることに成功した
前駆細胞の喪失は、加齢に伴う筋肉の変性に関係しています。

筋肉の再生促進することができる特定因子を明らかにするとともに、そのメカニズムも明らかにしました
今回使用された化合物というのが、「山中因子」と呼ばれるタンパク質(遺伝子)
山中因子とは、DNAがコピーされて他のタンパク質に翻訳される過程を制御するタンパク質(転写因子)で、皮膚細胞などを人工多能性幹細胞(iPS細胞)に変えるための鍵となったものです。

筋肉の再生は、サテライト細胞と呼ばれる筋幹細胞によって行われています。
サテライト細胞は、結合組織層(基底膜)と筋繊維の間の微小環境に存在しています。
今回の研究では、2種類のマウスを用いて、山中因子の添加による筋幹細胞ニッチの特異的な変化を明らかにしたのだといいます。
山中因子を添加すると、このニッチでWnt4と呼ばれるタンパク質のレベルが低下し、サテライト細胞が活性化してマウスの筋肉再生を促進させました。
このWnt4というものが、筋肉再生においては重要な役割を果てしていることが研究から示唆されたのです。
現在チームが行っている最新の研究では、このWnt4をターゲットにして、骨格筋のWnt4レベルを直接低下させるか、Wnt4と筋幹細胞との接続を遮断する方法を調査しています。
現在はまだマウスを使った実験に限られていて、人間に適用する段階ではありません。
マウス実験では筋肉の再生に成功していて、この研究が成果をあげていけば細胞や組織を遺伝子操作によって若返らせることができるようになるかもしれません。
最終的に
組織や臓器の再生を促進する新しいアプローチにつながる可能性もあると研究者は語っています。

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